アカネサス　時は流れど　酔いもせず
寝乱れて　群像、永久に　回帰する

気紛れに弄ばれて綻んだ
現身は傷みに疼く　熱く紅く

   風廻り そう、決死で
   月明かり そう、恋わして
   心繰るって、惑って
   溺れている

        虚けた記憶の欠片を抱いて
        汚れた褥で死ぬがいい　ひとりで

        煤けた愛なら幾らも要らない
        黙って私を　骨の折れるまで



望んで掴んだ瞬間に消えゆく
毀してはまた積み上げる厭世主義


   風廻り そう、決死で
   月明かり そう、恋わして
   心繰るって、惑って
   溺れている

        虚けた記憶の欠片を抱いて
        汚れた褥で泣くがいい　ひとりで

        煤けた愛なら幾らも要らない
        黙って私を　骨の折れるまで


紅い花の咲き乱れる　あの場所へ
咽るほど匂いたつ　あの場所へ